ホリエの許せないことだらけ

元百貨店マン、現SEの日記です

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「ゆとり教育は成功だった」という身も蓋もない理由

[期間限定無料公開]「ゆとり教育は成功だった」という身も蓋もない理由(2,180字) http://ch.nicovideo.jp/huckleberry/blomaga/ar300510 #blomaga

なんだこの理論。。。

この記事以前にこのゆとり教育悪玉理論がよく理解できない。いつの時代だって「今時の若者は・・・」っていう論説が蔓延っていて、たまたまこの世代だけ、明確に思える原因、ゆとりがあるだけではないのか?

競争力が骨抜き?学校の勉強の範囲は狭まったことは確かであるが、だからといって偏差値の高い大学に入ることは容易になったわけではない。当たり前だ、定員は同じなのだから、その枠をかけて競争するのである。私も必死に競争していた。そして大学に入り、社会に入るとその時の勉強は無意味だったんだよ?と、どや顔で先生、上司に教えられる。。。

では仮にゆとり世代が競争力内とする。するとこの記事にあるように、日本は復興を遂げるのであろうか?そんな風には思えない。まず企業がそれだけ使えない人材を抱え込んで経営できるかという問題だ。そうそう企業は解雇はできないし、見ている限り、ゆとりだからといって採用の抑制はしているようには見えない。
もうひとつ考えられるのは、ゆとり世代を採用しなかった場合である。そしたらこの記事にあるように企業は成長できるかもしれない(あまり賛成できないが)。そしたらニートまたはフリーターを社会は大量に抱え込むのである。それをどうやって支えていくのであろうか?それとも社会は彼らを見捨てるのであろうか?そもそもある一定期間採用抑制することで、企業が成長できる理論なんて信じられない。もちろんそれについて調べてもないし、どの企業も意図的に試したことはないだろうからなんとも言えないといえば言えないが、疑問はかなり残る。

まあ、この記事のコメントを見てる限りでもこの理論に賛成している人は少ないみたいで、そりゃそうだという気持ちではある。

んで

僕はゆとりというものについてどう考えているかだけど・・・
ゆとり教育が成功か失敗かは一応まだわからない。それはもう少し年数かけてみないと有意な差は見られないんではないか?だいたい世代と世代の能力の差を見るなんて難しすぎる。時代背景が違いすぎるのであるから。そしてその差をゆとりという理由付けるには非常に時間がかかる壮大な社会実験のようなものだ。まあ僕はゆとり世代は他の世代となんも違わないと勝手に思ってるけどね。。。

ではゆとり教育をどうするべきだったか?僕はもっと時間の使い方を教育する、考えさせるべきだと思う。
学校が早く終わったんならその余った時間を有効に使うべく学校は力を入れるべきだと思う。早く学校が終わったって生徒はさっさと家に帰ってテレビ見たりゲームしたりだったんじゃないかな?だってそんなに深いこと考えてなかったよ子供の時。
もっと趣味や部活、自分の好きなことに時間を費やす、自分が好きな事を見つけることに時間を費やすことが出来ればこのゆとりの世代は、学力がたとえ低くてもクリエイティブなことができる世代にもっと慣れたんではないかと思う。こんな漠然としたことを学校がやるってのは難しいとは思うが、時間があるときにいろんなことを経験させてみるってのは重要なことだと思う。ゆとりがダメとか考えるんじゃなくて、当初の目的をしっかり確認してどうやって実現するかをもっと考えたほうが良かったんじゃないかと思いう。

あとゆとりを批判してるのを見て思うのは、たのむからあんたが批判してるのは被害者で、加害者である政治家とかおっさん連中を批判してくれせめて。。。